ミライラボバイオサイエンス株式会社は、医療業界を大きく発展させるエイジングケア成分・NMNに日本でもっとも早く着目し、ワシントン大学セントルイス医学部の今井眞一郎教授ほか各大学との共同研究、自社の専門ラボでの絶え間ない研究により、品質に徹底的にこだわった高品質のNMNを販売しています。NMNの権威・今井教授が世界で唯一認めたプロダクトを私たちが世に送り出すまでの軌跡、クオリティリーダーとしての今後の展望を弊社会長・田中経丸、社長・田中めぐみ、研究部長・清水宣明がお話しいたします。

「我が子のためにも健康で長生きしたい」
TV番組でNMNを知ったことから開発に注力
──どのようなきっかけでNMNを知ったのかを教えてください。
会長「2015年の1月3日、ちょうど家族で正月を迎えていたころ、NHKのあるTV番組でNMNの存在を知りました。“NMNという成分により研究に使われたラットの細胞が若返る”といった内容のもので、妻である社長とふたりで、『素晴らしい時代が来た』と感激しながら視聴しました。NMNが普及することで、世界中の人が喜ぶ未来が想像できたからです。私はある程度、高齢になってから子どもを授かったこともあり『我が子のためにもまずは自分が健康で長生きをしたい』という想いで、NMNのサプリメント開発に取り組むことを決意しました」

社長「市場にはいろんなサプリがありますが『NMNさえあれば誰もが若々しくいきいきと生きられるのでは』と感じました。まさに“サプリの集大成”とも言えるような可能性を感じました。だからこそ、多くの人に商品を届けたいと思いましたね」
清水「私が入社した2019年には、ミライラボバイオサイエンスではすでに商品を販売していましたから、“NMNという画期的な成分を世界ではじめて売り出したのが日本人”ということにまず驚きました。エイジングケアという広い意味では、その当時から今も変わらず研究を続けています」

──ゼロからのサプリ開発や製品化に対するはありましたか?
社長「会長は『絶対に開発する』という気持ちで動いていたと思います。まず自分たちで手に入れて試してみたいという思いも強かったですし、会長は成分についてのリサーチも得意なので、『どんな業者なら開発に協力してくれるのか』すぐに調べ始めていました」
会長「NMNが持つ可能性があまりにも莫大だったので、自分が持っているものはとにかく売ってでも開発資金に充てようと考えました。当時のNMNの試薬は1kgで4億円ともいわれており、とにかく高価だった。でも、営利目的よりも世の中が求めているものを供給したいという想いが強かったですね」
社長「『みなさんにNMNの存在や効果を知ってもらえれば、きっと欲しいと言ってもらえるはず』と信じていたから、必ずやり遂げる気持ちでいました。確かにいろんなハードルはありましたけど(笑)」

NMNの知名度が低い中漕ぎ着けた商品化への道。
希少な高純度NMNを消費者のもとへ
──NMNに対する当時の周囲の反応はいかがでしたか?
会長「今から10年も前は、検索エンジンで“NMN”と調べてもほとんどヒットしなかったんですよ。しかも原料はあまりにも高価でなかなか手を出せる代物ではない。一方で、ナイアシンとトリプトファンが肝臓で合成することで、NMNが生成されることは分かっていたので、そのふたつを配合したサプリを作れる製造業者を見つけられれば、一歩進めるような気がしていました。10社ほど問い合わせたうち半分からは返事をもらえたのですが、そんな時にある業者から『もしかして、神経系の睡眠改善を目的としたサプリを作ろうとしているのでは?』と質問を受けたんです。その業者は当時からNMNの存在や効能を把握しており、私たちがNMNサプリの開発・販売に向け動いていることを察したようでした。すると、品質の良いNMNの原料をより安価で提供してくれる別の業者を紹介してくれたんです」
社長「とはいえ、その原料を安価で提供してもらうためには定期的に仕入れを続けなければいけない。顧客のNMNに対する認知が広まり、それを速やかに購買につなげていくには時間との戦いでもありました。だから製品化されてからは子どもをベビーカーに乗せて、代理店開拓の営業に出かけることもありましたよ。でもいざ商品を開拓先の店舗に置いてもらうと、商品そのものに加え、単価が高価な分利益も見込みやすいという点も気に入ってもらえました。あとはECと組み合わせて、地道に販路を増やしていきました」

──NMNをどのようにサプリとして製造したのですか?
会長「開発最終工程ではNMNは劣化しやすい不安定な物質でした。その分、さまざまな要望を業者に伝え、調整してもらったサンプルを食品分析センターで検査すると、純度は90数%と認証されたんです。『いざ、販売へ!』と意気込むものの、当時のNMNは“試薬品”というカテゴリに属していたため、サプリとして発売していいのかどうか不明な状況でした。厚生労働省、消費者庁、保健所とあらゆる機関に問い合わせしましたが、NMNが一体なんなのか、ピンと来ていない様子。NMNの正式名称は“ニコチンアミドモノヌクレオチド”ですが、子どもの粉ミルクにも「(ヌクレオチド)」という成分が含まれているんです。ですから、『ヌクレオチドの一種である、モノヌクレオチドという成分をサプリとして販売したい』と伝え、なんとか各所の理解を得ました。製品にはきちんと成分名を明記することで承認が降り、保健所に申請することで販売許可と営業許可が降りました」

会長「当時は1瓶 300mg(5mg/粒)のNMNと、抗酸化作用が見込まれるレスベラトロールを配合したサプリ、生酵素260mg配合のサプリ、ナイアシン&トリプトファン(肝臓で合成することでNMNを生成)のサプリを同時に発売しました。するとNMNサプリ開発のきっかけとなった番組の視聴者が製品に注目してくださり、発売から3週間(21日)で大手ECプラットフォームでランキング1位にランクインすることができたんです。(調査期間:2015年4月1日〜2015年4月30日)世界で初めてNMNサプリを発売したとして、すでに話題になったことも起因していたと思います」
NMNの第一人者ワシントン大学・今井教授との出会い
共同開発により更なるクオリティの向上を目指す
──ワシントン大学の今井教授との出会いについて教えてください。
会長「そんな時、米国のワシントン大学セントルイス医学部の今井眞一郎教授のメールアドレスをインターネットで偶然に見つけたんです。今井教授はNMN研究の第一人者であり、よりアカデミックな視点でNMNの可能性を探るべく研究を続けていました。意外なことに教授は日本に一時帰国をした際、弊社のNMNサプリを見つけ、購入してくれていたらしいんです! 研究室で実際のNMNの配合量を調べるためのサンプルとして購入したようなのですが、そこから“人に対する有効量”を知るために、私たちと今井教授とのやりとりは増えることになりました」

会長「当時は“1日あたり300mg程度のNMNを人間が摂取しても問題はなさそうだ”と想定されていました。しかし研究を進めるにしても、NMNの原料が非常に高価であること、今井教授の研究室に外部から原料サンプルを寄付してもらうためには、気の遠くなるような量の書類の書類と承認が必要という理由で難航していたようでした。そこで、我々ミライラボバイオサイエンスが1kg程度のNMNの原料を今井教授の研究室に寄付することで、研究を実行することになったのです。今井教授のワシントン大学のラボにも訪問させてもらい、ともにNMNの臨床研究を始めることが決まったときが、開発の道のりでもっとも嬉しかったです」

会長「その頃に販売していたNMN ピュア 3000+(当時の価格で118,800円)、 NMN ピュア 1500+(当時の価格で64,800円)が人気だったため、世の中のエイジングケアへの興味が高まっていることは実感していました。だからこそマウスではなく人間でNMN ピュア3000+ の効果測定をしたいと考え、国内の某有名大学・医学部にも協力を依頼をしたんです。効果測定期間は二年間で非常にポジティブな結果が出ました。ワシントン大学の今井教授にも、NMNにおけるタンパク質の発現について測定をしていただきました。」

──市場に出回る他社のNMNサプリとミライラボの製品との違いは?
会長「その頃やっと、厚生労働省でNMNを“食品にするべきか”、“薬品にするべきか”といった審議会が始まり、私たちはパブリックコメントを求められていました。私たちは大学の研究機関で、人間に対する効果測定をおこなっていましたから、その結果を元に無事に“食品”として長販売できることに。安心する一方で、NMNが食品として認められるとさまざまな企業がNMN販売に参画するようになったんです。弊社にも当然『原料を買いたい』と多くの問い合わせがあり、研究用として国内企業にお分けしたこともありました。現在は安価な一方で不純物も多い中国産やインド産、アメリカ産のNMNを採用するところも多い中、ミライラボバイオサイエンスでは国内生産を一貫した高品質のNMNを提供しています」

会長「日本の健康食品の表示では、単にビタミンB3やナイアシンを体内に取り入れることでNMNが生成できるといった論法が悪しくもまかり通ってしまっています。薬と違ってサプリは毎日飲むものですから、不純物は極力少ない方が良い。純度の高いNMNは本来、3,000円〜5,000円のサプリとしては到底売ることができません」

NMNのリーディングカンパニーであり
クオリティリーダーであり続けるために
──自社ラボを持つことの強みと品質へのこだわりを教えてください。
会長「2019年に自社のラボに清水さん含め、研究者が常駐するようになってからNMNの研究が本格的に進むようになりました。世界でもNMNの研究を中心におこなっているラボは弊社だけです。ラボでサーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)を人の細胞で確認できたとか、ミトコンドリアの数が増えたとか、そういう報告を世界で始めて目の当たりにできるのは非常に喜ばしいです。ラットではなく、人間の血液や細胞を通してNMNの研究をしていることは私たちの強みだと思います」

会長「NMNの摂取でミトコンドリアがどれだけ増えるか、自社で発売している検査キットを使って調べていただくことができます。ミトコンドリアが増えることはエイジング対策にもつながります。これまではサプリを摂取してどのような変化が体に起きたかは、個人の感覚に頼ることが多かったんですが、サプリのそういった実情があるからこそ、NMNの効果を科学的に証明することで私たちのNMNの品質の良さを可視化できるはずと考えました。そうすることで、顧客様にも弊社のミライラボのNMNを安心して摂取し続けていただけます。最近では研究機関も検査キットをよく購入してくださりますね」
清水「NMNでミトコンドリアの量が増えるという研究結果は実際に出ています。これまではそういったことを手軽に調べられる方法がなかったのですが、最近では臨床研究をおこなっている一般の企業様にも、弊社のキットをご活用いただいています。たとえば100人以上の老化度測定をおこないたい場合などに使っていらっしゃるようです。NMNを飲み続けることで効果をすぐに体感できるかどうかには個人差がありますが、たとえば飲み続けて10年後になってからそれを実感できるというのは、人間の体にNMNが作用するメカニズムから考えて、おおいにあり得ることです」

会長「私たちは世界で初めてNMNをサプリ化し、ワシントン大学・今井教授やほか大学との共同臨床研究や自社のラボでの研究を綿密に重ねることで、純度が高く安全性・信頼性の高い製品をご提供することにこだわっています。サプリメント開発のみならず、エイジングケア作用に注目した美容アイテムも発売していますが、今後はがん・脳卒中・心筋梗塞などの加齢由来疾病に対策できるプロダクトを多数発表して行く予定です。眉唾ものではなく、しっかりとしたエビデンスを基にNMNのクオリティリーダーとしてみなさまがより健康的に、人生を楽しんでいただけるよう尽力していきたいと考えております」